「使いやすさ検証済」認証取得の流れ
使いやすさ検証済認証を取得するためには、第三者による精度の高い調査を実施することが必要です。
検証の流れ
(1)確認(検証プロセスや検証手法)
該当する商品に対して、開発プロセスの中で適切な時期に適切な調査方法を実施するための方法、及び提出書類の確認。
(2)1回目の調査(UD課題抽出調査)
既存の該当製品に対してリアルユーザーテストを行い、どんなところの使い勝手を改善できるか、改善のポイントを明らかにする。→その結果を反映したプロトタイプを作成。
(3) 2回目の調査(誤認・誤使用発見調査)
既存の該当製品に対してリアルユーザーテストを行い、どんなところの使い勝手を改善できるか、改善のポイントを明らかにする。→その結果を反映したプロトタイプを作成。
(4)3回目の調査(UD効果検証調査)
最終調査として、既存の該当製品と新しいプロトタイプとをユーザビリティ調査で比較し、新しいプロトタイプの有効性を確認する。
※有効な調査方法
有効な調査法には、パフォーマンス測定、思考発話法、観察、アンケート(SD法、リカート法)、インタビュー(デブリーフィング)などがあります。ヒューリスティック評価、インスペクション法は実際のユーザーの状況が反映されないため、また、フォーカスグループ、ユーザーフィードバックは結果の有効性が低いため、原則的には認められません。
認証の手続き
(1)申込(必要書類の提出)
日本ユニバーサルデザイン研究機構に対し、審査の申込をする。(毎月最終日が締切日。不備書類締切日は翌月10日必着。)
- (ア) 認証申込及び審査料の振込み
- (イ) 申込書、証明書類の提出。
(2)審査(使いやすさ検証内容)
「使いやすさ検証済」審査委員会での認証審査。
(3)通知(審査の結果)
「使いやすさ検証済」審査の結果通知。(申込から通知まで約1ヶ月)
(4) 契約(認証マークの使用)
認証の場合には、「使いやすさ検証済」認証マーク使用契約の締結。(結果通知から2ヶ月以内)
(5)開始(認証マークの表示)
商品などへの「使いやすさ検証済」認証マークの表示開始。