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「使いやすさ検証済」認証制度について

「使いやすさ検証済」認証制度とは

使いにくさという感覚の背景には、提供者の意図した使い方と現実とのギャップがあります。
そのギャップが、結果として、利用上のストレスや提供者が想定していなかった危険や不具合、そして利用者がその商品を通じて得たいと思っていた効果の断念等、利用者の生活へ多大な影響を与えています。
 
「使いやすさ検証済」認証制度は、認証数の拡大ではなく、「利用者の感じ方や実際の行動」を基軸に使いやすさを作り込み、完成品でも、十分に利用者の実生活の中で役に立つ使いやすい商品であることを「一般利用者の評価」により立証した対象のみを認証していくことにこだわり続けます。

認証基準

使いやすさ検証済認証は、「使いやすさを決めるのは専門家や規格ではなく、普通の一 般利用者である」という理念の元、推理や推測でなく、「一般利用者の評価」を基軸に、科学的に真偽を確かめることを定めた、日本発祥の認証制度です。
 
一般の利用者が使いやすいと感じるか、それが審査の基準です。
利用者がどんなことで困っているのかをきちんと調べて改善する姿勢が「使いやすさ」への第一歩。
このスタンスを貫くことで、利用者側の視点に立ち続けていきたいと考えています。
「一般利用者の評価」へのこだわり、開発ステップの信頼性のこだわり

 
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「使いやすさ検証済」認証制度の目的

数ある商品の中から、利用者が製品や施設、サービスを選択するときの目安としていただき、利用者のクォリティ・オブ・ライフの向上を提案していくことを目的としています。

「使いやすさ検証済」認証マークとは

「使いやすさ検証済」認証マークを取得するためには、商品を申請してチェックを受けるだけの認証と違い、製品や施設の作り方(プロセス)から変えていくだけの企業姿勢が求められます。
 
言い換えれば、施設などでこのマークがついていたり、このマークがついた製品やサービスを提供している企業は、あなたの気持ちを本気で考えてくれているということ。
使う人のことを本気で考えている製品や施設、サービスしか取ることができない、特別なマークなのです。
 
※日本ユニバーサルデザイン研究機構は、「実利用者研究機構」に名称が変わります。(2014年10月14日所轄官庁名称変更手続き済み、2015年2月登記完了予定)それにともない、「使いやすさ検証済」認証マークも改訂いたしました。
 

画像:認証マークの見本
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「使いやすさ検証済」認証対象となるもの

製品だけでなく、施設(建物、設備、場所)、サービスなど、人が利用するものが対象となります。

「使いやすさ検証済」認証を語る
写真 川端竜一氏写真 川端竜一氏

株式会社みずほ銀行

個人マーケティング部 川端竜一氏


みずほ銀行ATM画面

「使いやすさ検証済」製品第12号を取得した、「みずほ銀行ATM画面」リニューアルの、全体デザインから制作進行まで担当した川端氏に、お客様の反応を知る方も交えてそのプロセスについてインタビューしました。
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有効な使いやすさ検証方法について

認証基準を満たすためには、利用者とモノとのコミュニケーションを科学的に検証するタイプの思考発話法やパフォーマンス測定、観察などの調査法を採用する必要があります。
どの調査法を採用する場合でも、科学的根拠として充分な調査設計、運用方法により行うことが求められます。
 
認証基準として不適切な調査の実施を防ぐと同時に、利用者への調査方法における信頼性を高める事を目的として、リアル・ユーザー・テストとしての成立条件を満たすことが定められています。

検証方法をみる検証方法をみる

認証機関について

認定機関である実利用者研究機構は、内閣府認証の特定非営利活動法人であり、特定の企業に属さない独立第三者機関として、ユニバーサルデザイン視点を取り入れる企業や行政の知識・技術の向上に取り組んでいます。
(※設立以降、「公平、中立、独立、実践」の4つの基本理念のもと、協賛企業を持たない方針を貫いている。)

認証機関
内閣府認証 特定非営利活動法人実利用者研究機構
電話番号:03-6666-8925
FAX番号:03-6666-8926
所在地:〒135-0016 東京都江東区東陽5-31-21川崎ビル3F